Google AdSenseは、PPC(クリック課金型)広告の代表格です。
クリックされるだけで報酬が発生する為、広告主に成果を与えないクリックに対しても報酬が発生します。
PPCの最大の問題はこの点です。
いかに広告主の損失を抑えるかがGoogle側の重要事項で、結果的にGoogleの利益に繋がります。
PPCをしている方なら、誰しも一度は不正クリックについて考えると思います。
「友だちにクリックしてもらおう」「別の場所からクリックしたらバレないのでは」など。
考えはよぎっても、実際に行動するかは別です(絶対やっちゃダメです)。
Google側のスタンスは「疑わしきはペナルティ」です。
実際に不正していた場合は論外ですが、全く心当たりがないのに収益が抑えられたりアカウント停止になったりする事もある様です。
広告主の利益を守る為には仕方のない事かもしれません。
こういった不正を含め、広告効果の薄いものについてはペナルティが課せられます。
私は2005年3月からAdSenseをやっていますが、収益に影響する大きな動きが数回ありました。
以下は私の推測による収益変動の理由です。確実な情報ではありません。
●2006年頃から
情報商材やMFA、LCPCなど、単価の安い広告によるビジネスの蔓延。
フィルタなどで対応するも、次から次へと出現。現在はかなり少ない。
●2007年頃から現在
スマートプライシングの影響。
成果が低いと判断されたアカウントは、クリック単価が下がる。
更に2009年頃からは、クリック率が徐々に低下しています。
主な原因は「無効クリック」と考えられ、この基準がどんどん厳しくなっている気がします。
無効クリックとは、「広告効果の無いクリック」の事です。
具体例をあげると、広告主サイトでの滞在時間が非常に短い場合や、立て続けに広告をクリックした場合などです。
対応策は、クリックさせる事のみ考えたページ構成をやめ、広告と分かった上で興味をもってもらえる様にする事です。
他にも、訪問者が広告を理解し避ける様になったなど、クリック率低下には様々な要因はあります。
現在私の管理サイトのクリック率はAdSenseを始めた頃の4分の1程度ですが、単価は2倍です。
収益率は当初の半分ほどになってしまいましたが、今の状態が正常なのかな、と感じています。
AdSense初期の数年はバブルの時代で、大儲けする者が現れ、不正をはたらく者が続出、それを厳しく取り締まる、そして徐々に安定していく、、、黎明期にはありがちな事です。
古き良き時代を懐かしみ、あの頃に戻そうと思っても当時とは状況が違います。
元に戻る事はありません。
現状を受け入れ、今できる対応、新しい方法を築いていきましょうよ、ね。
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カテゴリ:Google AdSense
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