AdSense 無効なクリックの考察

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アドセンスで原因不明の収益ダウンを経験した方は多いと思います。
私も度々経験しています。

数ヶ月前、これまでとは比べ物にならないレベルの収益ダウンがありました。
しばらく安定していた収益が5分の1まで落ち込んだのです。
アドセンスを始めて8年以上たちますが、過去に無い記録的な低収益(1ヶ月)となりました。

以下に原因や結果などお話しますが、 AdSenseチームの方に電話サポートして頂いた内容などをふまえ、私なりに解釈した内容を報告します。
タイトルにもある様に 、主に無効クリック(カウントされないクリック)についての内容になっています。

サポートチームからは明確な数値でお知らせ頂いた部分もあれば「答えられない 」部分も沢山ある様で、何とか引き出そうとした会話から推測した部分もあります。

以下の内容には私の推測が含まれていますので、確実な情報とはいえません。
収益ダウンの一例としてご覧ください。

まず、収益ダウンのきっかけについて、
それまで広告ユニットのタイプを掲載位置によって「テキスト広告とディスプレイ広告」「テキスト広告のみ」「ディスプレイ広告のみ」 を使い分けていました。
これは長期間「A/Bテスト」をした結果で、各位置で最善と判断したタイプを設置していました。
ところが、ある時期 「テキスト広告とディスプレイ広告の両方表示にした方が収益アップの見込みアリ」といった内容がメールやAdSense管理画面で頻繁に表示される様になり、そこまで知らせてくるのなら間違いないだろう、と全ての広告タイプを両方表示に変更しました。
結果、その日から1ヶ月以上、記録的な低収益に悩まされる事となりました。

広告の仕様を大幅に変更すると一時的(半日から2日程度)に収益低下する事は以前からありました。
原因として推測したのが、 コンテンツマッチやインタレストマッチの精度が一時期下がる、という点と、仕様が大きく変わったことをシステムが関知し、不自然と判断したクリックを無効としている、という事です。

最初に言いました通り、この記事は私の推測で概ね書いていますので「数分でコンテンツマッチするだろ」とか「そんな細かい変化にシステムが自動対応するか?」といった常識的な部分も考慮した上で出した推論です。
頭ごなしに否定的にならず、こういう考えのヤツもいるんだと思ってお読み下さい。

流れに沿って収益大暴落後の経緯を書いていきます。

アドバイスに従い「テキスト広告とディスプレイ広告」にした結果、クリック率が3分の1程度になったため、全ての広告タイプを変更前の状態に戻す。

一週間ほど様子を見たが、クリック率は回復せず、それどころかクリック単価も下落。
クリック単価の下落はスマートプライシングによるものと思われる。 
収益は5分の1程度になる。

サポートに問い合わせる。
収益低下につながる様々な可能性を聞き、検証するも原因はみつからず。
無効なクリックが急増している、という事実を確認。

ココでの疑問は、広告タイプをアドバイス通りに変更した直後から無効クリックが急増したという点です。
例えば100あったクリックが突然300になり、200は無効と判断されたというなら理解できます。
今まで有効だった100クリックのうち70が無効と判断される様になったのです。
さすがに不自然すぎます。

更にいろいろ検証するも改善されず。
メールから電話でのサポートに切り替わる。

電話サポートでも収益低下の原因は特定できず。
ただ、電話サポートによっていろいろ理解できたシステム的な部分もアリ。

結論、この収益大暴落の根本的な原因はわかりませんでした。
恐らく、システムの誤判断による間違ったペナルティだったと思っています
有効なクリックが何らかの理由で「無効クリックの急増」と誤判断され、こういう結果を招いたと推測しています。
これについてもスタッフに聞いてみましたが、システム的な事には一切答えてくれません。

サポート問い合わせアルアルですが、問い合わせて問題解決しなくても、問い合わせ直後から自然に問題点が改善される事がよくあります。
今回も電話サポートを受けた翌日から収益が徐々に回復の兆しを見せ始めました。
そして、問題発生から1ヶ月チョイで元に戻りました。長かった、、、。

ペナルティの実行にはシステムによる自動判断と、スタッフの目視による人為的判断がある様です。
システムの判断をスタッフが調整する事はできない、といった事も言っていましたが、人為的に操作できる部分もあり、このアカウントについてはペナルティ間違っているよ、程度の調整はできるんじゃないかと思っています。

更に、今回の件はこれで終わりではありません。 
管理画面に表示される「見積もり収益額」は実際の支払額とは異なります
毎月いくらかの調整があり、 数十円程度引かれて支払われていました。
ですが、この月の調整額は1万円以上もありました。
見積もり金額でさえ記録的な額だったのに更に1万円以上マイナスになって支払われたのです。

この件についてもサポートに問い合わせました。
答えは「無効クリックの分が差し引かれている」との事。 
意味が分かりません。
無効なクリックがカウントされなかったから見積もり収益額が激減したのです。
無効クリック分を排除された金額から更に無効クリック分を引かれる理由が理解できません。
ただし、この点をいくら問いつめても詳細をしらせてくれる事も金額が訂正される事もありません。
ただ諦めるしかないのです。

無効クリックとはどういったものなのでしょう。
主な要因は、広告主のページにどれだけの時間滞在するか、という事です。
広告をクリックしても、 すぐページを閉じたり他のサイトに移動すると「無効」となります。

2005年にアドセンスを始めて以来、クリック率が変動する事が何度かありました。
要因はこの無効クリックの調整によるものでは、と推測しています。
例えば、広告主ページの滞在時間が30秒で有効クリックとされていたのが、滞在時間1分で有効となったら、クリック率は大きく下がります。
こういった変動のアップダウンが度々あった様な気がしています。

また、管理画面を数分おきに更新してみると、クリックされた数分後に取り消されたりしているのを確認することがあります。
これも「無効クリック」でカウント後に取り消される様です。

無効クリックを減らす一番の対策とは?
広告をページになじませすぎてコンテンツの一部と誤解させるページをよく見かけます。
こういった勘違いでのクリックは「無効」となる可能性が高く、無効クリックが増えるとクリック率が下がり、スマートプライシングによるクリック単価の下落、といった悪循環に陥ります。

かく言う私も広告をページになじませすぎていたひとりです。
また、他のリンクテキストとくっつけすぎていた所もありました。
どちらも誤ったクリックの原因になります。

この部分を修正した結果、以前よりクリック率が上がりました。
恐らく、全体のクリック数は減っているけれど無効クリックはそれ以上に減り、結果、有効クリックが増えた、という事だと思います。

現時点でのアドセンスの収益アップのポイントは、無効クリック対策だと考えています。
「無効クリックが少ない = 優良サイト」であることを意識すれば、予期せぬ収益アップに繋がるかも知れません。


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