手描きイラストで最も面倒なデザインとは

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私がパソコンを使ってイラストやデザインを描く様になったのは90年代後半の事で、それ以前は手描きで作成していました。

主にポスターカラーを使って絵筆で作成していたんですが、当時、最も面倒だと感じていたデザインがあります。
パソコンを使って作業している今では、逆に最も簡単な部類のデザインです。

それは、、、

ロゴだらけのデザインです!

ロゴT

例えば、上のTシャツ。
(地球のイラスト部分を除いて)全体ロゴの構成です。
今ならフォントを決めてちょこちょこっと形をイジればすぐにできます。

ところが、 手描きの頃はアルファベット全てを描かなければなりません。
下書きしてからマスキングテープで切り抜いたり、溝引き(筆とガラス棒と定規で 直線を書くテクニック)で線を描いたり、文字数が多い場合はインスタントレタリング(=インレタ。擦ってはり付けるシール状のもの)で一文字一文字貼ったりして作成していました。

英字新聞みたいな文字だらけのデザイン発注がきたら、もう泣きたくなったものです。 
今なら最も簡単でオイシイ部類の仕事なのに、、、。
道具が変わればこんなに変わるものなのか、と思います。

あとは、ボカシやグラデーションを使ったイラストも当時はエアブラシなどを使って描いていたので、考えられないほど時間がかかりました。 
今考えると、恐ろしく根気のいることだらけでした。

逆に、未だに手描きにはかなわないものがあります。
それは、毛筆タッチの文字やイラストです。
グラフィックソフトでも毛筆のブラシツールを使えばそれなりにできますが、やはり手描きの不規則な掠れ方は表現出来ません。

今は両方の良いところを使い分けています。


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 カテゴリ:イラストレーターの仕事

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