変テコ英語ロゴTシャツはこうして作られる

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外国人が意味不明な日本語のTシャツを着ているのを見た事ないですか?
海外旅行で笑える日本語看板やメニューを見た事は??
私は以前海外で「べんじょ」とひらがなでタトゥーをしている外国人を見ましたw
理解した上で彫ったのか知りたくなります。

コレは逆も言える事で、日本在住のネイティブイングリッシュスピーカーに聞くと、日本には意味不明な英語が氾濫しているそうです。

私は仕事で年間100枚以上の ロゴTシャツを作成していて、誤字脱字には細心の注意を払わないと大変な事になります。

ある日、取引先からロゴTの依頼があり、この英語を使ってほしい、といくつかロゴの指定 がありました。
その中に「Parenthesis good style」 という英文がありました。
Parenthesis?? 私の知らない単語です。 
調べると「括弧」、( )← コレ。文章の中と外を区切るカッコです。

直訳すると「括弧良いスタイル」 、、、   なるほど。
「かっこいいスタイル」 を翻訳サイトで訳したんですなw

日本語が分からないネイティブスピーカーが見たら、なぜこんな訳の分からん英文ができたのか想像もつかないでしょう。

もしも私が指定された英文だからと確認せず依頼通り作成していたら、へんてこロゴTとして世に出回っていたかもしれません。

意味不明なおもしろTシャツの多くはこうして誕生するんでしょうね。

さすがに指定の英文のまま作成する事はできなかったので、最適な英語「Cool Style」に変更して提出しました。 
また、お得意様を傷つける訳にもいかないので、指摘はしませんでした。

後日、先方から「なぜ指定の英文を使用しないのか」とクレームが来ました。
も、もしや、わざと面白ロゴTにしていたのか!?
あわてて自分の考えを説明し、謝罪しました。

結局、そのあと修正指示はありませんでした。
やっぱり間違えていただけだったんですw

他人事なら笑っていられるんですけど、自分の仕事で間違いがあると商品回収、最悪の場合、損害賠償の対象となります(幸いこれまで経験ありませんが)。

着ているほうはネタとして捉えても、売り手は大真面目にアセったりしているんですよ。


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 カテゴリ:イラストレーターの仕事英語

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